シスタープリンセス 小ネタ集
 日記とかに書いたこねたをまとめるですよー
 しゅらさんしにをさんといった超有名どころでされてるネタ更新の真似事なのです。面白さレベルではかないっこないのですが――
 日替わりほどネタは出ないので不定期更新♪
 シスタープリンセス 咲耶とミカン
「暇ねー 折角の日なんだから、お兄様も買い物に付き合ってくれればいいのに」
「そんなこと言ったって、なぁ――」
 外にはしんしんと降り積もる雪。
「この雪のなか外に出歩くのはちょっとなぁ」
「でも、たまにはお兄様とこたつでミカンってのもいいものよね
 (むき終わったミカンをひとかけ差し出して)
 ――はい、お兄様。あーん(はぁと)」
「ちょっ 咲耶っ (こころもち顔を赤らめてきょろきょろとあたりを見渡す)」
「あは。お兄様、照れちゃってかわいい☆
 ――はい あーん(はぁと)」
(仕方ないなという顔で、はむっとみかんをほおばる)
「たまにはこんなお兄ちゃんの日もいいかもしれないわね――」
「ん。そだね……」

 落ちてないし。
 ――ときに咲耶でも「お兄ちゃんの日」なのだろうか。「お兄様の日」って言ってたかな……
 シスタープリンセス たくさん
「へぇ。航くんってこんなおっきな家に住んでるんだ」
 航くんと友達になってからの初めてのおうち訪問。なんだかどきどき。

「なんか、無駄に家族が多いからね。さ、どうぞ。
 ――ただいまー」

「あにちゃま! おかえりちぇきー」
 ひとり

「にぃゃ…… おかえりなさいなの……」
 ソファーで棒つきの飴をなめていた女の子が……
 ふたり

「あら。兄さま、お友達ですの? 紅茶とお菓子用意しますね?」
 奥のキッチンから顔を覗かせた女の子が…
 さんにん

「あにぃ! 今日はボクと一緒に……ってあれ?」
 階段の上から……
 よにん

「あ。おにいちゃまー おかえりなさい☆」
 隣にも……
 ごにん

「雛も、おかえりなさいなのー」
 えっと……
 ろくにん

「兄上様? クラスメイトの方ですか?」
 あ、あの……
 ななにん……

「ただいまー ……て、アニキ、なにしてんの?」
 はちにん

「お兄様?」
「兄君様?」
「お兄ちゃん?」
「「「お隣の方は?(にっこり)」」」

 あ…… え……

「兄くん…… 学校の…… お友達かい…………?
 わたしたちに…… 紹介してくれないか……?」

「――――っ!
 ――ごめんなさいっ……!」
 (気配も無く耳元で声が聞こえた瞬間、だっしゅで逃げ出す)

 ――こんなのってっ――

 Kanon 「 」を継ぐ者
「あゆちゃん…… あなたを、殺します……」
 ずしゃっ ばきっ
「みぎゃっ うぐぅ……」 (ぱたっ)
「お、おい。名雪……」
 くるっと祐一に向かい振り向き、返り血を浴びた姿で極上の笑み。
「これで、祐一はわたしのものっ」

「そんなのって、ないと思うんだよ……」
 虫の息で抗議をするあゆ。名雪は祐一から視線を外し、「ちっ しくじったか」とでも言うような表情をすると、再び極上の笑みに戻って祐一の腕を取った。
「いこっ 祐一。遊園地、遊園地。いっちごさんで〜」
「……」
 名雪に引っ張られるがままの祐一が去った後、血の海に沈んだあゆだけが、取り残される。
「なんか……ボクって不幸……」
 しすたーぷりんせす ふしぎなくすり

 ひとり、学校から帰ってくる。
 「ふー。ただいまぁ…… っていったって、誰もいないんだよなぁ……」
 かちゃり。 「おかえりなさいっ お兄様〜っ☆」 咲耶だいびんぐあたっく。両手を差し出して飛び出てきたそれは、兄の首に両手をまきつける。その衝撃に耐え切れず、どたっと腰を突く兄。
 「な、なんだなんだぁ?」
 咲耶、抱き着いたままでほお擦りあたっく開始。
 「ちょっ さくやっ はなれろってばっ」
 ふにふに。
 「だーっ」
 咲耶の動きがだんだんあやしくなってきたのにたえられず、強引にひっぺがす。
 「なによぅ、お兄様。これからだったのに……」
 「これからもなにもないっ。人のうちの玄関から出てくるなっ。いきなり抱き着くなっ。あやしい動きをするなっ」
 叫んでも、多分無駄。それでも叫ばざるを得ないお兄様。
 「んぅー。そんな事を言われても――」
 人差し指を唇にあてて、くねくねする咲耶。ぞぞっとするお兄様。
 「……それはね、兄くん……」
 予期しない方角、というよりいきなり耳元に響く声。
 びくっ っとしてその場を飛びのくと、ついさっきまでの耳元に唇を寄せている千影の姿がある。
 「いったいいつから…」
 「そんなことを……気にしてはいけないよ。兄くん。
 なにがどうなったのか……聞きたかったんじゃないのかい?」
 「いや、それは聞きたいけど…… どうしてまた、咲耶が僕のうちからでてくるのさ?」
 千影は咲耶の横に歩み寄り、しゃがんでくねくねしている咲耶の頭をなでまわす。
 「ちょっとね……くすりを試してみたんだ……
 本当は……兄くんにのんでもらうつもりのものだったのだけど……なにかあると……いけないからね。
 そこで咲耶くんにのんでもらったんだが……」
 「ちょっとまって」
 千影の言葉を遮る。「それ、どんなくすり? てゆーかなんで咲耶に飲ませる?」
 「……ふっ……自分に素直になる……くすりだよ」
 千影はより強く、咲耶の頭をぐりぐりする。
 「どうしてそんなものを……?」
 問われた千影は目を伏せる。「兄くんが……いけないんだよ。私たちみんなを……待たせるから」
 「それにしてもどうし……」
 「兄くんはわかってないっ」普段、そう荒げることがない千影の声が、いらついたように大きくなる。
 「兄くんは……わかってないんだよ。私たちみんなが……どんな気持ちで最後の審判を待っているかをね……」
 「最後の審判って、そんな大袈裟な」
 兄はあきれた表情を見せる。
 「ふふっ……まぁいいさ……
 それよりも兄くん……」
 「?」
 突然笑みをこぼす千影に、兄くんは危険な予感でいっぱい。
 「……この咲耶くんは……一晩預かっておいてくれたまえ……
 咲耶くんのご両親には……話をつけてあるから」
 「ちょっ ちょっとまってよ、千影。
 この状態の咲耶を、どーしろと」
 「どうするかは……兄くんしだいだよ……」
 くすっと笑みを漏らす千影。咲耶の頭をぽんっと一回叩くと、家の門に向かって歩き始める。
 呆然としている兄の横を通りすぎた時、
 「そうそう……このくすり……
 姉妹全員に……配っておいたから」
 びくっ
 戦慄が、兄の背中を走る。
 「千影っ それはどういう……」最後まで言葉は続かなかった。
 「お兄様〜っ☆」
 咲耶あたっく。
 「おにいちゃんっ☆」
 可憐あたっく。
 「あにちゃまー☆」
 四葉あたっく。
 「にぃやぁ……?」
 亞里亞あたっく。
 以下略。
 おにーさん、もみくちゃ。
 「ちょっ……みんなっ……やめっ……ここは玄関っ……」
 門の所で振り返った千影は、その様子をじっと眺めている。
 「さて……」
 服のポケットから取り出した、あやしげな小瓶に入った液体を口に含む。
 つかつかと、兄くんの前に歩み寄る千影。もみくちゃになりながらも、兄は事の元凶を見上げた。
 「千影っ どうにかしてくれよっ……?」
 見上げたそこには、瞳を潤ませた千影。
 「へっ……?」
 すっと、兄くんのあごに手を伸ばす。
 「大丈夫だよ……兄くん……
 くすりの効果は……今晩しか持たないから……」
 「……だー。それがまずいだろっ」
 といっても、もみにちゃになっている兄くんの叫びに耳を傾ける人間なんていない。
 「さぁ……最後の審判をはじめようか……兄くん……」
end.